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Amazonの出品管理システム・広告管理システムに関して

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デジタルトランスフォーメーションの恩恵がわかりやすいサービスの一例としてAmazonのサービスがあります。

これは購入するユーザーにとっては翌日・場合によってが当日に届く配送システムの構築や、潜在ニーズを拾い上げるレコメンドなど多岐に渡る独自性がありますが、それと同じようにAmazonでは出品者にとっても非常に良いシステムになっています。

今まではどこかのウェブ制作会社や、プロモーションを行ってくれる会社などに依頼をしないと商品の登録や広告の管理、ひいてはそれら商品の売上をあげる為の戦略など自社内で行う事は非常に難しいとされてきましたが、現状のAmazonのシステムはそれらをどんどんクリアした作りになっています。

例えば商品の出店に至るまでの流れではHTMLやCSSなどの専門用語を使う必要がありません。この点は楽天やヤフーショッピングなどと違いAmazonは大きな1つスーパーになっているからです。

それに対し楽天やヤフーショッピングはショッピングモールのような形態になっており、それぞれの店舗がエリアごとに区分けされているので、自分の場所は自分達で施工して作る必要があるのです。Amazonの場合は大きな1つのスーパーなので、そのAmazonが用意してくれている商品棚に商品をのせるだけで出品作業は完了するイメージです。

また広告や出品のアプローチに関しても非常に優秀な機能がそなわっています。Amazonの管理画面上ではユーザーの状況・システム把握状況に合わせて順序よく画面上に新しい機能や、おすすめのプロモーション方法を教えてくれるようになっています。

実際に当社が初期導入のみをお仕事させて頂いた企業から「Amazonの管理画面上で広告をしたほうが売上があがる可能性があると出たけどやったほうがいい?」と言う問い合わせを頂いたので「とりあえずやってみて下さい。うまくいかなければ広告を止める事もできますから最初は1日の予算を1,000円程度にして、うまくいけば1日の予算をあげていきましょう」と伝えました。尚、最初の広告に関してはマニュアル広告では無く、Amazonが全て自動でやってくれる広告で1日の予算を決めるだけで広告はスタートしました。

実際2週間ほど広告をまわしてみると、広告費500円あたり1つ製品が売れる状態になりました。

この商品は3ヶ月~6ヶ月に1度購入する必要がある商品で、価格は3,000円、だいたい1度買うとユーザーは5年から10年はその商品を買い続ける、といったものです。

なので平均年に3回購入、7半年程度商品を購入してくれる想定だと、500円の広告費で67,500円の売上があがる想定が出来ます。

この企業は間違いなくマニュアルで広告設定をすればより売上があがる可能性があるので、その設定だけを当社の方で請け負いました。そしてその後より良い費用対効果で商品が売れていくようになりました。

AmazonのデジタルトランスフォーメーションはITにそこまで熟知していないユーザーでも商品のニーズがあればしっかりと商品が売れるようにすることで、企業はより良い商品の開発に注力できるようになり、Amazonはより良いユーザー体験を提供できるようになっています。

是非小売店でAmazonを利用していない企業はこの機会にAmazonという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?