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スマートフォンのWebサイト表示が速くなる!?AMPいよいよ公開へ

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Googleが今年2月24日にAMP対応ページをスマートフォン検索で正式公開するというニュースをご存知でしょうか。
いよいよ公開が迫ったAMPについてざっくりと学習したいと思います。

AMPって何?なんて読むの?


AMP=「Accelerated Mobile Pages」(アクセラレイティッド・モバイル・ページ) 頭文字を略して「アンプ」と読みます。
スマートフォンやタブレットなどモバイル端末でのWebページの表示を高速化させるプロジェクトです。

みなさんも経験があるかと思いますが、スマホでWebページを見るとき、読み込みが遅くてイライラしたり、諦めて見るのをやめてしまったことがありませんか?
これはWebサイト運営側からしても広告出稿側からしても、ユーザーが訪問を諦めてしまうのは重大な機会損失ですよね。日本ではどんどんスマートフォン等モバイル端末の通信速度が上がっているのですが、ページそのものが重過ぎる場合やリッチなコンテンツが増えて読み込みが遅くなってしまっています。
AMPでは動画、アニメーション、画像なども即座にロードが完了し、サクサクと閲覧できるようになるとのことです。

わずかに数秒の世界ではありますが、スマートフォンでのページ読み込みに3秒以上かかると、40%以上ものユーザーが諦めて閲覧をやめてしまうという調査結果が出ています。(出典:https://blog.kissmetrics.com/loading-time/
たった3秒待ってもらえなかっただけで、得られるかもしれなかったビジネスチャンスや広告収入の機会を失うというのは、かなり厳しい現実です。

具体的にAMPって何をするの?


Googleが公開しているAMP導入ガイドの日本語版PDFにも概要が載っています。

長期的には、サイトの大部分にAMPを利用できるようになりますが、現時点では、AMPはリーフノードのコンテンツ(個々の記事ページやブログ投稿など)に最適化されており、ハブノードのコンテンツ(カテゴリ一覧、検索ページ、メインページなど)には最適化されていません。


ということで、ニュースサイトなどですでに実装され始めてるようです。静的コンテンツに最適化されているので、現状動的なサイト(ECサイトはじめ他のWebサービス)は非対応です。将来的に対応はされるかもしれませんが、現状はニュースサイト、メディアサイトで対応していけばよいのではないかと思います。
Googleサービス以外にもTwitterやPinterestなどのSNS、日本の朝日新聞、毎日新聞他ニュースメディア系企業もパートナー参画することになっています。
動画もサクサク見れるようになるということで、モバイル向け動画配信もアツくなりそうな予感…?

AMPはオープンソースのフレームワーク「AMP HTML」という独自のタグでの記述が必要になります。また、一部のjQueryや従来のタグが利用できないものがあるなど制限もあるようです。実装には多少骨が折れるかもしれません。

SEO的にはどうなの?


Google側は検索結果に影響があるとは明言していませんが、ページ読み込みスピードが上がって離脱率が下がれば、ユーザーの満足度が上がり良質なコンテンツと見なされると考えると、「AMPを導入したから順位が上がる」わけではないが何らかの影響は出ると思われます。
Googleの検索順位アルゴリズムは変わっていきますが、「よりユーザーライクであること」「コンテンツが充実していること」が重要であることは主軸として今後もぶれないのではないでしょうか。
今回の
まとめ
ニュースやメディアを主軸に置いていないWebサイトにとってはまだ実装できないこともあり、しばらくは閲覧者側としてAMPを体感しつつ、今後のAMPの展開を追って行きたいと思います。