どうしてWebサイトは必要なの?

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どうしてWebサイトは必要なの?

いまや、Webサイトを持っている企業は珍しくない世の中になりました。では、なぜ企業にとって、Webサイトが必要なのでしょうか。

企業、事業主の目線で考える

「特に必要性がわからないけど、どの会社もWebサイトがあるから、うちもあったほうがいいかな」という動機でWebサイト制作を検討されている方もいるかもしれません。しかし、Webサイトは存在しているだけでは意味がありません。
きちんとWebサイトの目的やビジネス的役割を設定して運営していくことで、ビジネスの大きな助けになります。

Webサイトがなかった時代は、どうやってあなたの会社の商品やサービスを認知してもらっていたでしょうか?
TVCMだったり、チラシだったり、雑誌や新聞の広告欄だったり…その費用はどれほどかかっていたでしょうか?

Webサイトはあなたの会社を宣伝する、重要な広告ツールになります。そして、Webページには長さやボリュームの制限がありません。限られた秒数のCMや、限られたスペースの広告と違い、商品やサービスの強みや、会社自体の情報をより詳細に、いつでもユーザーに伝えることができるのです。

商品・サービスの宣伝はCMやチラシや広告欄で、求人は求人誌に、会社情報はパンフレットで…とそれぞれ別々の媒体で行っていたことが、自社のWebサイトひとつでまかなえるようになると考えると、広告費用にかかっていた費用も、人件費も大きく削減できます。

消費者、エンドユーザーの目線で考える



消費者にとってもインターネットで検索して情報を得ることは、ぐっと身近になりました。特に、スマートフォンが普及したことにより、知りたいことをすぐ手元のスマートフォンで調べることができるようになりました。
今までならCMなどの広告や、人づての口コミで受動的に得ていた情報を、ユーザー自身が能動的に調べて得るというように、情報の受け取り方も変わってきました。
ユーザーは「横浜駅周辺のランチでいいとこないかな」「こないだお店で見たあの商品、いくらだったっけ」「5,000円くらいでプレゼント贈るならどんなものがいいかな」など、あらゆることをインターネットで検索して、自分の希望にマッチするお店や商品の情報を求めています。

そんなとき、せっかくいい商品を作っていても、検索して出てこなければユーザーに知ってもらうことができず、「買ってもらう」という機会すら得られません。

もちろん、今の時代は口コミサイトやブログでも紹介・宣伝されることも少なくありません。それで十分じゃないか、という考えもあるかもしれません。それでも自社のWebサイトを持つことには大きな意味があります。

たとえばあなたの会社に「ペットボトルの緑茶」という商品があったとします。
口コミサイトなどでは、商品の写真と値段、「すっきりして飲みやすくておすすめです!」と購入した人のコメントが書かれています。それだけでもそのサイトを見た人には、商品のことは伝わりました。
一方、会社のWebサイトでそのペットボトル緑茶をプロモーションするページを作ったとします。商品のイメージを伝える色やデザイン、きれいな写真、魅力的なキャッチコピー、商品のコンセプトやこだわった点などを載せたとします。
消費者が、その商品を欲しいと思うのは、その商品を手にしたときのイメージをかき立てるのは、どちらでしょうか?
このように、自社の商品やサービスを存分にプロモーションするためにも、Webサイトの役割は大きいのです。

信頼感を獲得するためのツール

「そうは言っても、うちはBtoB企業だから、消費者向けに見せる商品はないし…」
実はBtoB企業こそ、Webサイトの必要性は大きいのです。BtoBは企業対企業、つまり取引先になる相手に対して会社の情報を伝えるためのWebサイトです。どんな業種であっても、これから取引する企業のことを事前に検索し、「どんな会社なんだろう?いいお付き合いができそうだろうか?」と下調べをしたいはずです。その際に、検索結果に会社のWebサイトが出てこなかったとしたら、どうでしょうか。

「この会社、どんな会社だかよくわからない…取引しても大丈夫だろうか」という気持ちを抱かせてしまうかもしれません。会社の中の人の顔を想像しにくいのです。
また、数社を比較検討している場合、A:事業の事例を掲載し自社の強みを訴求するWebサイトを持っている、B:Webサイトはあるが内容は簡素であまり更新されていない、C:Webサイトがない という3社のうち、より魅力的にうつるのはA社であることは想像に難くないでしょう。


また、就職活動をしている人にとっても、企業を知るための情報収集にWebサイトは欠かせません。就職活動では、多くの企業の中から自分の希望に沿う会社を探し出します。求人サイトやハローワークである程度の会社情報は得られますが、その会社のWebサイトに行って、会社の理念や今までの事例を見ることで「自分もここで働きたい」と思い、応募にいたるケースは少なくありません。

これほどインターネットが普及した現代において、検索して情報が出てこないということは、不安を抱かせる要因にもなります。数年前に更新が止まっている会社のWebサイトを見たら「今問い合わせをしても返事が来るだろうか?」と躊躇してしまいませんか?

自社の事業内容や事例を見せたり、強みを訴求し、継続的に情報を発信している(更新している)Webサイトを持つことが、ユーザーや取引先に信頼感を与える材料にもなります。

いわば企業にとってWebサイトは広告ツールであり、また営業ツールでもあります
Webサイトをうまく利用し、適切な運用をしていくことで、いままで広告にかけていた費用を削減しながら売上を伸ばし、また企業のイメージを正確に伝えることができるようになります。