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ウェブビジネスでの商品の価格の決め方

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インターネット上で商品やサービスを販売する場合に価格の決め方は一般の法人営業や個人営業、或いは店舗販売での価格設定とは大きく異なります。
対面の場合は相手がその場で決断をするのであれば、現時点での情報量を元に価格が適正か判断されるだけですが、インターネットの場合は常に他社との競合があります。
例えばAmazonでの販売の場合は自社の販売するページをスクロールさせれば、すぐに関連商品やスポンサープロダクトが出ており、一瞬で商品や価格の比較検討がされます。
つまりネット上での商品の価格の決め方は、対面での販売と違いより的確に、より適正でないと販売に繋がりません。


例えばこのようにとても精巧な時計で作りも良い壁掛けの時計があります、55万円での販売価格はこの商品が欲しいユーザーからした場合は適正かもしれないですがここから少し画面をスクロールさせていくとAmazonの仕様で別の企業が販売している商品が表示されています。


このように明らかに値段が安い商品で人気の商品が勝手に表示されます、このように表示された時に遥かに値段が他の時計より高かったら購入される可能性は非常に低いです。
上記はAmazonだけでの例ですが例えば情報が溢れているインターネット上で、誰でも簡単に自分の好みの情報にアクセス出来る可能性がある時代では商品だけでなくサービスにおいても比較検討がされやすくなっています。
例えば外壁塗装を提供している会社で、対面の販売や営業の場合は屋根塗装と外壁塗装で150万円で普通に販売できていた会社でも、ウェブ上では屋根塗装、外壁塗装を併せて60万円程度の会社もある中で3倍近い価格の料金では販売は難しいと考えられます。
インターネット上で販売をする上では経営者自身が商品・サービスの価格の適正値を理解する必要があり従来の価格設定では上手く行かないことが多いでしょう。

ただ実際商品やサービスは価格だけがユーザーの選定に影響を与えるだけでなく、従来の販売手法ではブランド力、広告力、マーケティング、商品(サービスのバックグラウンド)サポート体制など複合的な要因で価格が決まっていました。
インターネットでの価格設定でもこのような手法は使えるのですが、これはインターネットの方が企業規模を関係なく力を発揮できるようになっています。

例えば通販で靴を作っている会社の場合、実店舗であれば立派な外装と内装であれば商品の価格が高くても納得されるでしょうが、外装も内装もボロボロで田舎にあるお店で10万円の靴を販売するのは難しいのです。

しかしウェブサイトで通信販売をするのであればウェブサイトの作りがしっかりしており、デザインがユーザーにとって親和性があり、商品の歴史や製造工程、バックグラウンドの説明がウェブサイト上で出来ていれば10万円で販売できる可能性は高まります。

インターネット上での価格の決定に関しては多種多様な競合の情報を踏まえ決める必要があります。
はじめてウェブサイトを作る場合にこの決定をどのようにするのが最適解なのかわかりにくいかと思いますが横浜デザインではこれらの内容もご提案しておりますのでお気軽にご相談下さい。

※ちなみに価格を載せない、という販売手法もあります、これは状況によっては最適解になりますが状況によっては全く問い合わせがこなくなるので気をつけましょう。
今回の
まとめ
・商品(サービス)の価格は対面とネット販売では大きく異る
・商品(サービス)が高価格帯の場合はネットでは安い商品との比較がされる
・商品(サービス)はネット上でこそ有利に働く販売アプローチ方法がある
・かならずしも価格を表記するのが正しいわけではない