当社ではウェブデザイン、紙媒体のデザイン、その他広告や、プログラムの作成など主にネット関連の業務から、多少の紙媒体のデザインまでを行っていますが、当社の例で言えばそれらの成果物(コンテンツ)は誰の為にあるのか?という事です。
仕事には発注者がいてそれを請け負う受注者がいますが(この例にない仕事ももちろんありますが今回はそれは省きます)例えば本人が使う事で完結するようなものであれば発注者の意向のみを汲み取り制作すれば間違いはないでしょう。
オーダーの家具を作るメーカーなどであればその家具を使う人の事だけを考えれば多くの場合は成果物(コンテンツ)の目的は達成するでしょう。
ただし発注者は目的の達成の為に製品の依頼を頼んでいるわけであって、目的の達成に関わる別のユーザー(購入者)がいる場合は発注者の意向だけを汲み取って成果物(コンテンツ)を作ると、発注者が望んでいる最終的な目標に辿り着けない場合が多々あります。
ウェブサイトで言えばターゲット層が50代以上の年代に向けているサービスのサイトにも関わらず文字が小さい、或いは最新のUIや動的エフェクトを取り入れた構造になっている等の場合は50代のユーザーにとってはそれは非常に使いにくいサイトになりますので、商品(サービス)の購入する可能性は減るでしょう。
このように発注者の好みを無条件に聞いてしまうと、その場での発注者の満足感は提供する事は出来ても結果的には問い合わせや製品の販売に繋がらず受注者は発注者からのリピートの依頼を頂く可能性がなくなります。
もちろん発注者の方の考えている事の方が正しい可能性もありますし、受注者は直感では無くデータとしてどちらが優位性があるかなどの実証がない場合は基本的には発注者の意向を汲み取るのがベースだと考えましょう。
その上で実証がある場合でも相手の要求を聞かなければいけない状況などもあります。
さてそう考えていくと難しいと思いますが成果物(コンテンツ)を作る上で大切なポイントはいくつかあります。
- 発注者にとって最大の利益は何か?
- ウェブサイトの最終的なユーザーは誰なのか?
- 発注者の意向をどの程度汲み取ればいいのか
- 受注者の意向を優先する場合はデータの実証があるものを採用する。
上記が大切なポイントであり、上から優先度順に並べてみました。
このようにシンプルに考えることで成果物(コンテンツ)をどのように構築していくかが明確になります。
この優先度をベースに下記を考えていきます。(考える順に並べていますが前後しても良いと思います)
- サイトテーマ(スタートからゴールビジョンまでの導線)
- サイトマップ
- ロゴ
- ワイヤーフレーム
- 文章
- 配色
- 写真
- デザイン
上記はあくまでウェブサイトを作る上でのおおまかな部分だけを表記しているので実際はCMSを使うのか、あるいはHTMLやCSSで作るのかなどの選定や広告などをどうするか、SEOの為にどのようなアプローチをする必要があるか等考えていく必要もありますし、紙媒体やプログラム作成ではこの順序も変わってきます。
横浜デザインではこれらを包括的にアプローチし、お客様のウェブサイトを構築しておりますので、もし何かお悩みであればお気軽にお問い合わせ下さい。
今回のまとめ
下記の優先度をベースに、制作のフローを明確にする事で発注者、ユーザー、受注者にとってのメリットが大きくなる。
- 発注者にとって最大の利益は何か?
- ウェブサイトの最終的なユーザーは誰なのか?
- 発注者の意向をどの程度汲み取ればいいのか
- 受注者の意向を優先する場合はデータの実証があるものを採用する。

この記事が気に入ったら、
いいね!しよう。
横浜デザインの最新情報をお届けいたします。