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営業マンの存在価値をふと考える。

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営業マン、一言で説明出来る程簡単なことではないのですが、営業マンがいると会社はそのコストを負担し、商品やサービスにその代金を上乗せします。
企業が適切にプロモーション・商品認知をしてもらえる活動を広報が行えるのであれば営業マンは不要になります。

「営業マンがいるから売れる製品」という事は営業マンがいなければ不要な商品・サービスでもあります。
そのような製品・サービスを提供する事自体相手(お客様)の視点に立って考えられていないという価値観も成り立ちます。


ついこないだなのですが、横浜のIT企業が「自分達にはリソースがないので変わりに自分達が営業したお客に対してあなた達の技術を提供してほしい(今回の件ではウェブサイトのリニューアルの事になります。)」という事を商談時に言われました。
※商談前の段階では自分達がIT企業とは名乗らず、最終的な納品先のような振る舞いをし、商談時は今後はとにかく色々案件をまわすのでとにかく色々な要求を聞いて欲しい、更には値段を安くしてほしい、とニュアンス的に伝えてきたり等など。

まず、リソースがないのはしょうがないとしても今回のIT企業が間に入るメリットは最終的なお客様にとってどのようなメリットがあるのかを考えました。

例えばマーケティングの知識、或いはサーバー関連に関しては強い、などあるかと思い質問をした所、一般の人と変わらないレベルの知識しかありませんでした。
そうなると最終的なお客様にとっては間に一つ会社がはいる事によってもたらされる利益は0どころかマイナスで、結果はコストの増加以外ありません、これは悲劇です。


当社横浜デザインは技術的に恥ずかしくないレベルではありますが、業界最高峰の技術では決して有りません。
業界最高峰の会社を紹介出来る間に入った別の会社、という事であれば最終的なお客様にメリットはありますが今回はそうではないのです。
当社に寄せられるお客様の声を集計するとお客様にとって価値を感じて頂ける部分は料金やアフターサービスの対応の部分が一番多いです。
そうなると今回のIT企業が間に入る事によってその料金とアフターサービスのメリットは最終的なお客様には還元されなくなります。
そう考えて今回のお話は全面的にお断りをさせて頂きました。


当社は営業マンもいないのですがそれは営業マンがいる事によってお客様に還元出来るようなメリットを当社自体が見つけられていないという事もありますが営業マンがいない事によるメリットの方があると考えているからです(これは事業規模や事業速度、環境や要因によって変わります)
そう考えた時に道徳的にこのような仕事を受ける事は当社にとって道理に反する事になります。

なので営業マン、下請けに発注する企業の方々は自分自身がいる事のメリットを深く追求する事で自らを勤勉にし、それによって自分達のお客に何らかの還元をして欲しいと思いました。